ミドリムシ(ユーグレナ)とは

5億年以上前に誕生したミドリムシ(学名:ユーグレナ)は植物と動物両方の性質を持った微細藻類です。昆虫とはまったく異なりワカメやコンブの仲間です。
植物のように光合成を行い栄養分を体内に溜め、動物のように細胞を変形させて動くという、植物と動物両方の性質をもつ不思議な微生物なのです。

食品用のミドリムシ「ユーグレナグラシリス」

ミドリムシと一言で言っても、世界中で100種類以上存在しており、保有している栄養素や大きさなど種類によって異なります。
そんな数多くのミドリムシの中でも、特に食品として研究が進められているのがミドリムシのちからでも使われている「ユーグレナグラシリス」という品種です。
ユーグレナグラシリスは植物と動物の栄養素を合計59種類(後述します)も併せ持っているため、サプリメントの材料として最適です。
このユーグレナグラシリスの培養に成功したのが、「株式会社ユーグレナ」という会社です。
(当社ユーグレナ・アートは2015年5月より株式会社ユーグレナのグループ企業として参画しました)

小さな体に秘められた59種類の栄養素

顕微鏡でしか見えないほどの小さな体に、ミドリムシは「植物の栄養素」と「動物の栄養素」両方を備えています。
前述の「ユーグレナグラシリス」であれば、59種類もの栄養素を持っています。
植物と動物の中間の生き物であるミドリムシならではの特性であり、その両方の栄養素…ビタミン、ミネラル、アミノ酸に不飽和脂肪酸など、ミドリムシは人間が必要とする栄養素のほとんどをその体に秘めているのです。

59種類の栄養素

ヒトにも吸収しやすい植物性の栄養素

栄養は摂取した後に体内できちんと消化される必要があります。
野菜をはじめとした植物から栄養を摂取する場合、よく噛んでも体内への消化率はせいぜい40%前後だと言われていますが、これは植物性栄養素が必ずもっている「細胞壁」が原因です。
学校の授業などで習ったことを覚えている方も多いと思われますが、植物の栄養素には「細胞壁」という壁が存在しています。この壁をヒトの体はうまく消化できず、消化効率が悪くなってしまうのです。
しかし、ミドリムシの細胞を覆っているのは細胞膜のみです。
つまり、ミドリムシは植物の栄養素を持ちながらも、野菜や果物よりも効率的に植物性栄養素を消化・吸収することができます。
前述の通り、野菜などはよく噛んでも消化率40%前後だと言われていますので、この差は歴然です。 ※出典:農芸化学会誌第51巻第85号 p483~p488(1977):Euglena gracilis タンパク質の人工消化実験およびネズミ飼育試験による栄養価の決定

ミドリムシにだけ存在する「パラミロン」という成分

ミドリムシ特有の成分として、β-1,3-グルカンの高分子体である特殊な天然物質「パラミロン」があります。
光合成によって生産された糖を効率よく貯蔵するために作られていると考えられており、粒子はらせんが絡まったような複雑な構造になっています。表面には無数の小さな穴(ミクロホール)が開いており、コレステロールなどの不要物がパラミロンに吸着すると言われています。
また、食物繊維のような難消化性で、吸収されずに排出されるほか、様々な働きをすることがわかっており、機能性食品としての活用が期待されています。
例えるなら、パラミロンの構造は炭にとても似ています。炭は消臭効果が高いことが知られていますが、これは炭の表面にある多くの孔が臭みの原因となる分子を吸い取っているからです。

<ユーグレナ社のパラミロン関連特許>

パラミロンのプリン体吸収抑制剤及び血中尿酸値低減剤